3月29日にお寺の春のおまつりをいたしました。 当山の七面堂、花まつりです。
【 七面堂にて ご開帳 】
当山の境内にお祀りしている七面大明神(七面さん)、
鬼子母神(鬼子母神さん 子安さん)様のおまつりです。
祈願法要を営み日々の生活のご安泰をご祈願いたします。
七面大明神、鬼子母神は法華信仰の守護神であります。
日蓮宗は、
”お釈迦さまが説かれたお経のなかで、
「法華経」というお経をその信仰のよりどころとしております。”
私たちは見えない力に守られ、今の生活があります。
この感覚を感じる、敏感になる時間が法会の時間です。
祈願札をおさめご祈祷頂き、仏神のご加護に感謝の時間を過ごしました。
法会のあと福餅まきは、雨天のため本堂の中でおこないました。
堂内での餅まきだったので逆に拾いやすかったようで、
お子さんも一緒に楽しんでいただけました。
晴れでしたら餅まきは境内で行い、外でのお花見の予定でいたが。・・・・
書院のホールで一服、
電子オルガンとギターの伴奏で、
名曲、ヒットソングを合唱し楽しんでいただきました。
みなさん熱唱していただいて書院のホールもにぎやかでした。
夕方にはひとしきり降っていた雨も止み、福をともに分かち、持ち帰って頂けたような気がいたします。
お寺の一つ一つの行事が皆様の生活に、心の潤いとなるよう努めてまいりたく ・・・・・ 精進してまいります。
新年度が始まりました。一日一日を大切に、そして、楽しめる、楽しむ心をもって日々過ごしましょう!!!!
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江戸時代から ・・・・ 明治維新 時代の大きな変化、その翼を担った幕末の志士
長州藩士、高杉晋作 ・・ 奇兵隊を代表とする諸隊を創立した松下村塾の四天王の一人
・・・ その高杉晋作が今生の旅立ちを迎えるとき、 ・・・・・
「おもしろき こともなき世を おもしろく」
と、 ・・・・
病床で発した上の句に、
看病していた野村望東尼が
「 すみなすものは 心なりけり 」
と、下の句を結んだといわれております。
そして、それをうけた高杉晋作は、
「おもしろいのぅ」 と言って、息を引き取った。
と語り伝えられております。 ・・・
「 おもしろき こともなき世を おもしろく
すみなすものは 心なりけり 」
「すみなす」の「すみ」は、
「住み」であり、 ・・・ 「済み」(”すみ”とはおさめる) ・・・ であるのでしょうか。
歩み ・・・ 誰ひとりとして人生の歩みにおいて
同じ歩みはありません。 共に尊いのです。
目の前にいる縁ある人、遭遇する出来事、手にするもの、
そのすべてが自分と同じく尊い存在 ・・・ なのです。