葬式に関するしきたりや、言い伝えは数多くあります。幼い頃に祖父母や両親から聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。こちらでは、お葬式に関する言い伝えについてご紹介いたします。

妊婦は参列を避ける

妊娠している女性がお葬式に参列すると、生まれてくる赤ん坊に災い起こると昔から言い伝えられています。昔は、今のようにお葬式をサポートしてくれる葬儀屋さんもありません。そのため女性が裏方として炊事などを行っていました。

しかし妊娠している女性に、このようなことをさせては負担がかかると身重の女性への気遣いからこの言い伝えが生まれたと考えられています。知っている方が多い言い伝えだと思いますが、現在では昔のような負担もないので、体調さえ良ければ参列する女性は多くいらっしゃいます。

友引の日は避ける

葬儀だけではなく冠婚葬祭を執り行うにあたっては、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の六曜を調べて予定を決めることがあります。友引は「凶事に友を引く」といわれ友引にお葬式をすると故人が友人を連れて行くという言い伝えが昔からあるので、友引のお葬式は避けられています。

しかし六曜は仏教との関連性が薄く、もともとは中国の占いが起源だといわれています。そのため、言い伝えの信憑性は低いと言えますが、身内に気にする方がいらっしゃる場合は、友引の日を避ける気遣いも大切です。当山のある地域では、友引の日は葬儀を行いません。

マナーに関する言い伝え

お葬式の言い伝えには、マナーと関係するものもあります。幼い頃に食事中に、箸から箸へ食べ物を渡して両親に怒られた経験がある方も多いでしょう。これは、火葬された骨を拾う時にする箸渡しをイメージさせるためです。

日蓮宗である当山では、お寺が営む葬儀をおすすめしており、費用などのご相談も受けつけておりますのでお寺でのお葬式をご検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。